「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。
そして、わたしの証人となる。」(使徒言行録1章8節)
このロゴには、聖霊の力で地上に火を与えると言ったイエスの約束が、力強く表されています。その聖霊が、イエスを信じ、あかしするためにオーストラリアを訪れる巡礼者をかき立てるのです。
ロゴの中心には、勝利のうちに立てられた十字架の しるしがあります。十字架は、わたしたちが聖霊に支えられてあかし人として生きること、そしてキリストご自身、このふたつのことを示しています。それはま た、十字架から世界へと注がれたキリストのみ心の情熱をも表しています。この情熱が、シドニー、オーストリア、そして世界の青年を魅了しているのです。十 字架の白色は、イエスが世界の光であることのしるしです。
炎は、 「炎のような舌」が現れた五旬祭の聖霊降臨を表しています(使徒言行録2章参照)。この炎は、堅信の秘跡と聖霊のたまものを呼び起こします。宗教美術にお いて炎は、殉教と信仰上の情熱を表します。赤色、オレンジ色、黄色の3色の流れは、全体で三位一体の神を象徴しています。そしてこの3色は、オーストラリ ア奥地を思い起こさせる色でもあるのです。
ロゴの青色は、 空の色、天と、天の愛のシンボルです。また、雲が払拭された後の空の色ということから真実の色であり、覆われざる真実を暗示しています。そしてオーストラ リアを囲む海、洗礼の水、つきることのない人間相互の愛、恩寵に満ちたマリア(教会では青は伝統的に聖母マリアの色)を表しています。
炎の形にもなっているオペラ・ハウスは、ワールド・ユース・デー2008のホスト・シティであるシドニーの町のシンボルです。